Y2 PROJECT

ViReal™

ViReal™

普段何気なく聴いている音は、いろんな方向から聴こえてきます。例えば、鳥の鳴き声は鳥のいる方向から、足音は足下から、傘に当たる雨粒の音は頭上から聴こえます。しかし、この何気ない音の方向性をバーチャルな環境の中で作り出すのは実はとても大変なことです。なぜなら、人が音を知覚する仕組みは非常に複雑で、左右の耳に入るわずかな音の違いを聞き分けて方向を判断しているからです。

ViReal™は、左右の耳に入る音を制御することで、ヘッドフォンで聴いている音を自由自在に動かすことができる技術です。つまり、音を三次元空間のどこにでも配置することができるのです。


ヘッドフォンかイヤフォンで聴いて下さい。
(低解像度での視聴では音声の品質も低下するため、1080p以上の画質設定でのご視聴をおすすめします) *1

仕組みは?

3d_simulation.jpg

音が発生してから空気中を伝播し耳元に届くまでの音の変化を、忠実に再現しています。ここでポイントとなるのが、頭や耳の形状が人によって異なるために音を聴くポイントも人それぞれだということです。一般的に誰にでも効果が高い再現は困難だといわれています。そこでヤマハは多数の精密な耳形状をデータベース化、分析することにより最適な耳形状を求めました*2。これにより、頭の前後左右だけでなく、これまで実現が難しいとされてきた上下への音の配置を実現しています。

どんな時に使えるの?

高臨場感な体験を提供するアプリケーションと非常に親和性の高い技術です。例えば、チャット相手の映像位置から声が聴こえるようにする、最近話題のVRの立体音響に使うなど、様々な応用が考えられます。通常のヘッドフォンと対応ソフトウェアがあれば、あなたのプロダクトに圧倒的な3D音響を加えることができます。

本技術にご興味のある方は、こちらからお問い合わせ下さい。

*1 YouTubeの仕様上、音声の最大ビットレートは192kbpsに制限されます(2016.6現在)。最高画質設定でも非圧縮のコンテンツと比較して定位性能や音質が低下することをご了承下さい。非圧縮のコンテンツをご視聴希望される方へデモDVDをご用意させていただいております。ご希望の方はこちらまでお問い合わせ下さい。尚、勝手ながら日本国内のみのご提供とし、数がなくなり次第終了させていただきます。


*2  Kaneko, S., Suenaga, T., Fujiwara, M., Kumehara, K., Shirakihara, F., & Sekine, S. (2016, February). Ear Shape Modeling for 3D Audio and Acoustic Virtual Reality: The Shape-Based Average HRTF. In Audio Engineering Society Conference: 61st International Conference: Audio for Games. Audio Engineering Society.