Y2 PROJECT

virtana™

楽器演奏評価技術"virtana™(ヴィルターナ)"

自分の演奏がどうなのかよくわからない、どこを直したらいいのかも分からない。一人で楽器を練習していてこんな気持ちになったことはないでしょうか。そんな時に役に立つのが、今回ご紹介する"virtana™"、楽器演奏を評価してくれる技術です。

演奏する楽曲と使用する楽器を指定すると、まるで先生が横にいるかのようにリアルタイムで自分の演奏をチェックしてくれます。最後には技術点/芸術点、総合得点、そしてコメントまでしてくれるので、楽器の練習も楽しくなります!

とはいえ、同じ曲であっても楽器ごとに演奏の表現が異なるし、そもそも機械にきちんと評価できるの?と思われた方もいらっしゃることでしょう。そこにこの技術のポイントがあります。

virtana™の特徴

1. 物理的分析と音楽的分析を行って評価します

演奏が入力されるとすぐに音を音程、音量、スペクトルといった物理的な要素へと分解していきます。その上で、お手本と比較して音そのものが正しいか、タイミングが正しいか、どのような音色になっているかを分析していきます。しかし、それだけではありません。virtana™では、技法や抑揚、音の安定感といった音楽的な評価も行っています。様々な表現方法やビブラート等お手本とは異なる音楽的表現も見逃すことはありません。このように物理的分析と音楽的分析を組み合わせて評価することで、お手本にどれだけ似ているかだけではない、幅の広い評価を実現しています。

2. 楽器によって評価基準を変えています

同じ楽曲でも、楽器ごとに奏法や音程、音量、音質の振る舞いが異なります。例えばビブラートを多用する楽器もあれば、そうではない楽器もあります。音が揺れている時にそれが正しいビブラートの場合もあれば、単なる音の揺れという場合もあります。楽器を知り尽くしているヤマハだからこそ、楽器毎の特性を深く理解して楽器毎の表現方法に寄り添った評価を行っています。

3. 一流アーティストの感性に近い評価を行います

物理的分析、音楽的分析、楽器の特性を考慮した分析、どれも奥が深い分析ですが、感性的な評価を扱う部分は一流アーティストの感性に頼ることにしました。具体的には、第一線で活躍されているプロからアマチュア、学生の方々に協力いただいて様々な演奏サンプルを集め、これらのサンプルをアーティストの方々に評価してもらいました。そして、アーティストの評価結果を元に何が評価を上げ何が評価を下げるのかその特徴を抽出し、評価パラメータに落とし込んでvirtana™の中にアーティストの感性を組み込んでいきました。

どんな使い道があるの?

エンターテイメントから実用まで様々な使い道が考えられます。日々の個人的な楽器の練習にも使えますし、得点を競い合うゲームとしても使うことができます。実際にスマートデバイス用アプリ「 やろうぜ管カラ! Lite」(ヤマハ株式会社)、「ふこうよアンサンブル~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~」(ヤマハ株式会社)にこの技術が使われています。


現在は管楽器の一部からスタートしていますが、対応楽器の種類を増やすべく鋭意対応中です。本技術にご興味のある方は、Y2プロジェクトまでお問い合わせください。

「virtana™」は現在商標登録出願中です。